訳註 日本古代の外交文書

10,800円(内税)

一通の外交文書に秘められた古代天皇の思惑とは? 日本が渤海・新羅・唐と交わした外交文書〔国書〕を収集、難解な史料を校訂し、詳細な註釈と現代語訳を付す! 【内容説明】 ●大明6年(中国宋・462)から延長8年(930)まで、日本が発信・受信し、渤海を中心に宋・隋・唐・新羅等と交わされた50通の外交文書〔国書〕を収録。日本・中国・朝鮮史の対外関係専門家が集結し、徹底解明。 ●訳註本文には、概要、本文、校異、訓読、語釈、現代語訳、考察を収録。難解な外交文書を理解する情報を網羅。 ●本論の理解の前提として、中国や日本古代の外交文書の制度及び外交儀礼について説明した「総論」を収録。 ●国書を理解するための多彩な附録 ・各種一覧:参考史料、参考文献、渤海使一覧、遣渤海使・送渤海使一覧、新羅使一覧(文武朝以後)、遣新羅使一覧(文武朝以後)、遣唐使一覧 ・地図、系図:古代日本駅路図/渤海使航路/新羅の九州・五京/吐号浦の位置比定/唐時期全図/新羅王系図/渤海王系図 【本書からわかること】 ・日本と朝鮮・中国という双方向から発信された史料を検討することで、外国からみた日本、日本がみた外国というさまざまな視点から国家間の交流を読み取ることができる。 ・なかでも自国の文献資料を持たない渤海国の書いた文書をすべて収録。渤海と日本とのやり取りを知る基本史料となる。 ・四六駢儷体など、難解な字句で綴られた外交文書でも、一字一句検討することで、そこにあらわれる国家の「本音」が見られる。 ・唐の盛衰と朝鮮、渤海など、東アジア国際関係を生々しく語る。 【執筆者】赤羽目匡由・伊藤さやか・河辺隆宏・河野保博・窪田藍・河内春人・近藤剛・澤本光弘・鄭淳一・鄭東俊・中野高行・廣瀬憲雄・堀井佳代子・皆川雅樹・村上史郎 【目次】 『日本古代の外交文書』前書(金子修一) 総論(金子修一・石見清裕・浜田久美子) 凡例 【本 編】 1 宋→倭国 孝武帝の詔、大明六年(四六二)条 2 倭国→宋 倭王武の上表、昇明二年(四七八)条 3 倭国→隋 致書、大業三年(六〇七)条 4 隋→倭国 慰労詔書、推古十六年(六〇八)八月壬子(十二日)条 5 倭国→隋 慰労詔書、推古十六年(六〇八)九月辛巳(十一日)条 6 日本→新羅 慰労詔書、慶雲三年(七〇六)正月丁亥(十二日)条 7 日本→新羅 慰労詔書、慶雲三年(七〇六)十一月癸卯(三日)条 8 日本→新羅の金順貞 勅書、神亀三年(七二六)七月戊子(十三日)条 9 渤海→日本 王啓、神亀五年(七二八)正月甲寅(十七日)条 10 日本→渤海 慰労詔書、神亀五年(七二八)四月壬午(十六日)条 11 唐→日本 論事勅書、開元二十三年(七三五) 12 渤海→日本 王啓、天平十一年(七三九)十二月戊辰(十日)条 13 新羅→日本 奏/日本→新羅 詔、天平勝宝四年(七五二)六月己丑(十四日)条 14 日本→渤海 慰労詔書、天平勝宝五年(七五三)六月丁丑(八日)条 15 日本→渤海 慰労詔書、天平宝字三年(七五九)二月戊戌朔条 16 渤海→日本 中台省牒、天平宝字三年(七五九)十月辛亥(十八日)条 17 日本→渤海 慰労詔書、宝亀三年(七七二)二月己卯(二十八日)条 18 日本→渤海 慰労詔書・弔喪書、宝亀八年(七七七)五月癸酉(二十三日)条 19 日本→新羅 慰労詔書、宝亀十一年(七八〇)二月庚戌(十五日)条 20 渤海→日本 王啓・告喪啓、延暦十五年(七九六)四月戊子(二十七日)条 21 日本→渤海 慰労詔書、延暦十五年(七九六)五月丁未(十七日)条 22 渤海→日本 王啓、延暦十五年(七九六)十月己未(二日)条 23 日本→渤海 慰労詔書、延暦十七年(七九八)五月戊戌(十九日)条 24 渤海→日本 王啓、延暦十七年(七九八)十二月壬寅(二十七日)条 25 日本→渤海 慰労詔書、延暦十八年(七九九)四月己丑(十五日)条 26 渤海→日本 王啓、延暦十八年(七九九)九月辛酉(二十日)条 27 渤海→日本 王啓、弘仁元年(八一〇)九月丙寅(二十九日)条 28 日本→渤海 慰労詔書、弘仁二年(八一一)正月丁巳(二十二日)条 29 日本→渤海 慰労詔書、弘仁六年(八一五)正月甲午(二十二日)条 30 日本→渤海 慰労詔書、弘仁七年(八一六)五月丁卯(二日)条 31 渤海→日本 王啓、弘仁十年(八一九)十一月甲午(二十日)条 32 日本→渤海 慰労詔書、弘仁十一年(八二〇)正月甲午(二十一日)条 33 渤海→日本 王啓、弘仁十二年(八二一)十一月乙巳(十三日)条 34 日本→渤海 慰労詔書、弘仁十三年(八二二)正月癸丑(二十一日)条 35 日本→渤海 慰労詔書、天長三年(八二六)五月辛巳(十五日)条 36 新羅→日本 執事省牒、承和三年(八三六)十二月丁酉(三日)条 37 渤海→日本 王啓・別状・中台省牒、承和九年(八四二)三月辛丑(六日)条 38 日本→渤海 慰労詔書・太政官牒、承和九年(八四二)四月丙子(十二日)条 39 渤海→日本 王啓・中台省牒、嘉祥二年(八四九)三月戊辰(十四日)条 40 日本→渤海 慰労詔書・太政官牒、嘉祥二年(八四九)五月乙丑(十二日)条 41 渤海→日本 王啓・中台省牒、貞観元年(八五九)五月十日乙丑条 42 日本→渤海 慰労詔書・太政官牒、貞観元年(八五九)六月二十三日丁未条 43 渤海→日本 王啓・中台省牒、貞観十四年(八七二)五月十八日乙丑条 44 日本→渤海 慰労詔書・太政官牒、貞観十四年(八七二)五月二十五日甲午条 45 渤海→日本 王啓・中台省牒、元慶元年(八七七)四月十八日己丑条 46 日本→渤海 太政官牒、元慶元年(八七七) 47 日本→渤海 太政官牒、寛平四年(八九二) 48 日本→渤海 法皇賜渤海裴〓書、延喜八年(九〇八) 49 日本→渤海 賜渤海国大使裴〓位記、延喜二十年(九二〇) 50 東丹→日本 怠状、延長八年(九三〇) 【附録】 参考史料/参考文献/渤海使一覧、遣渤海使・送渤海使一覧、新羅使一覧(文武朝以後)、遣新羅使一覧(文武朝以後)、遣唐使一覧/古代日本駅路図(部分)、渤海使航路、新羅の九州・五京、吐号浦の位置比定、唐時期全図/新羅王系図、渤海王系図/索引 あとがき(浜田久美子) 編者・執筆者 鈴木靖民・金子修一・石見清裕・浜田久美子編 八木書店 A5判・上製・函入・448頁

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