モンスーン文書と日本―十七世紀ポルトガル公文書集―〔オンデマンド版〕

17,280円(内税)

第5回徳川賞受賞! 毎日新聞(2006年3月15日夕刊)、読売新聞(2006年5月19日朝刊)に絶賛紹介! 17世紀ポルトガル国王が語る日本近世に関わる史料を初公刊! 日本航海権・布教の実態、家康の風聞、日本の台湾遠征計画、日本人・中国人奴隷等々、古ポルトガル語で綴られた難解な原文書を解読! 【内容説明】 第5回徳川賞受賞! 詳細はこちら(『徳川記念財団会報No.10』2007.12より転載) ポルトガル国王の生の声を通して大航海時代のポルトガルによる東インド統治の実態を知る! ・ポルトガル国王のキリシタン布教重視と日本国王(=徳川将軍)による禁教、ポルトガル側の重要な財源であった日本航海権の売買や売却益の実態、ポルトガル人による中国人奴隷売買、マカオ・中国・東南アジア各地の動向等について、ポルトガル国王やインド副王らが生々しい現実を語る。 ・ポルトガルの東インド支配が、新興のオランダ・イギリスの新出の前に各地でその土台が浸食されていく過程を示す。 モンスーン文書とは…  大航海時代ポルトガルの東アジア経営に関する最も重要な公文書群。リスボンのポルトガル国王政府とゴアに所在したインディア領国政庁との間で、両所の間を往き来したナウ船団を利用して遣り取りされた公文書。モンスーン(季節風)を利用した航海で文書が送られたので、領国政庁にてモンスーン文書とよばれた。 【本書の特長】 ・膨大なモンスーン文書(ポルトガルのトーレ・ド・トンボ文書館所蔵)から、日本に関係する1605年から1621年(1699年の2通あり)の書簡114通を現代語訳と詳細な註を付して本邦初の刊行。 ・古ポルトガル語の原文書にあたって校合し本文を確定、万全なテキスト提供を期した。 ・モンスーン文書の理解を助ける基礎的論考約120ページを収録。 ・巻末に詳細な索引を付した。 【目次】 〔内容細目より(抜粋)〕 【文書のやりとりに使われた暗号】 ○陸路通信用の暗号(1612年、文書24) 本文見本(抜粋。228、233、234頁)・該当註はこちらをクリック。また内容見本に詳細説明があります。こちらをご覧下さい。 「…彼に暗号表が渡された。それを用いて重要な事柄を陸路朕に書き送るためである。…」 ○暗号で記述した副王書簡を陸路落掌(1615年、文書44) 【日本人・中国人奴隷】 ○ポルトガル国王ドン・セバスティアンの日本人奴隷禁止令に関し、合法的理由による奴隷をも禁じるものではない旨言明(1605年、文書2) ○日本人奴隷に関する新法制定(1607年、文書5・6) ○中国人奴隷輸出の現実(1614年、文書33) 【日本司教】 ○必要に応じて日本司教への葡萄酒の給付を命令(1607年、文書3) ○日本司教からの葡萄酒・オリーブ油給付要請(1616年、文書48/1618年、文書74) 【日本国王(=徳川秀忠)】 ○台湾を獲得して中国貿易を行おうとする日本国王の意図を、策を用いて妨害するよう命令(1610年、文書13) ○オランダ人に商業を許可しないよう日本国王に働き掛けること(1617年、文書60) ○対日遣使は断念したが、日本の政情好転次第、勅命を履行して日本国王に働き掛けるつもりであること(1618年、文書61) ○現日本国王の迫害(1619年、文書84/1620年、文書94) 【その他】 ○王妃創建の修道院に贈与した二回の中国航海の売却所得の半分は香料、他の半分は宝石を仕入れて本国輸送を命令(1614年、文書36) ○フランシスコ・ザビエルをインディア領国の守護者とする旨の国王書簡(1699年、文書113) ○インディア領国の守護者フランシスコ・ザビエルを祝う祝日の段取り(1699年、文書114) 高瀬弘一郎訳註 八木書店 A5判・並製・カバー装・658頁

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