北里柴三郎傳

3,500円(内税)

伝染病研究所 北里研究所 慶応義塾大学医学部 公衆衛生事業 先生と福澤諭吉先生 先生と御用新平伯 先生と長谷川泰氏 温泉プールと通学橋 他 宮島幹之助 昭8 1

新千円札の肖像に決定した、“近代日本医学の父”と呼ばれる北里柴三郎の伝記本です。この本の草稿は生前に本人の査閲を受けており、生前中に刊行予定であったが頓挫し、北里研究所に保管されてたものを近親者が校閲し、死後二年後に刊行された本なので当時の空気を感ぜられ、生い立ちから交友関係、趣味嗜好など、医学細菌学以外にも幅広く掲載されています。交友関係でいえば後藤新平との関係が興味深く、明治16年衛生局にて関係がはじまるのですが、はじめは円滑な交友ではなかったようで、北里は少し遅れて衛生局に入ったとはいえ“最高学府”をでた身であまりいい待遇を受けていないのに、後藤は準奏任御用掛と身分がよく、お互いに競い合っていました。しかし、明治二十年のドイツ留学時代にベルリンに来た後藤が北里を伝染病研究所に訪ねてから交友を深め、その後、提携して血清製造事業など大きく社会に貢献します。

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